2013年10月9日水曜日

シンポジウムのご案内


世田谷区では、思春期・青年期世代のこころの健康づくり施策のあり方や
相談支援体制の充実について、多くの関係者と協議することを目的に
「世田谷区思春期青年期精神保健対策推進協議会」を設置しております。
このたび、同協議会の取り組み報告と関係機関の連携の強化のため、
シンポジウムを開催することといたしました。

6月29日の全体会におきましても、世田谷区の取り組みを報告させていただきましたが、世田谷区思春期青年期精神保健対策推進協議会はその具体的ないち事案として、皆様方にも広くご承知いただく機会になればと思いますので、多くの方のご参加をお待ちしております。

   

         ※シンポジウムのパンフレットはこちらよりダウンロードしてください



【日時】 平成25年10月29日(火)午後2時から午後5時まで

【会場】 烏山区民会館 ホール

【内容】

・基調講演

「思春期・青年期のこころの悩みと対応」

・世田谷区でのモデル的取り組みの報告

・パネルディスカッション

「子ども・若者のこころの健康を考える~支援者の連携~」

【対象者】

・子ども・若者の支援をしている職員、その他希望する職員

・教職員 (※思春期・青年期に関する研究をされている方も歓迎,とのことです.)

【その他】

当日直接会場へお越しください。

 

2013年8月27日火曜日

2013年6月29日「こころの健康社会を目指す」発行

2013年6月29日、やどかり出版様より「こころの健康社会を目指す」が発行されました。

記念すべき本書の「はじめに」と「おわりに」を掲載いたしますので、是非ともご覧いただければと思います。

本書をご希望の方は、事務局までご連絡ください。


◆ 「はじめに」
こころの健康政策構想会議、その後の構想実現会議は、わが国の精神保健・医療改革の歩みの中に、行く手を照らす灯台として、実現した暁には実現を導いた先導者として、鮮やかに記録される提言を投じました。いま、一時的な政治状況の変化のために提言の実現は頓挫したかにみえます。しかし、私たちの行った提言は、わが国の精神保健・医療の発展を妨げている最も大きな矛盾の解決の中にこそ、そのニーズに応えるための実現の道筋があることを示したものです。そして、精神保健や医療がこの国の人々のためにあり、国民や当事者・家族のニーズにもとづくものとなっていくことを目指しています。したがって、この最も大きな矛盾を解決する道は、前に進もうとすれば必ず通らなければならないものなのです。
 最も大きな矛盾とは、精神疾患をもつ人々を身体疾患をもつ人々から区別して、医療や処遇を劣悪な条件のもとにおいてきたことです。ハンセン病をもつ人も同じ差別的状況におかれてきました。どちらも社会からの隔離が政策の基本にありました。
 しかし、対象となる人たちの一部、さらにその一時的状態を除いては、外来医療の対象であるという国際的な精神科医療の動向となっています。にもかかわらず、日本では処遇や医療の中心を入院におき、精神疾患をもつ人々が地域で生活していくことを基本としてこなかったのです。その結果、地域での生活を支える精神保健や福祉の予算は極めて小さく、関係予算の4分の3をも入院医療費に費やしてきました。しかも精神病者監護法の考え方を引き継ぎ、入院の多数を占める医療保護入院の責任を保護者(家族)に負わせてきたのです。そして、保健所機能の弱体化など精神保健は崩壊寸前ともいっていい状態になっています。

提言は、精神疾患をもつ人々の医療や処遇を身体疾患をもつ人々の一般医療や処遇と同じにし、かつ全体の医療や処遇の水準を引き上げることを提案しています。
 まずは、入院医療中心で、地域医療が弱く、精神保健が崩壊寸前という状態から逆転させることです。そして、精神保健を充実させ、病んでからではなく病まないように住民全体の健康を増進させていきます。さらに、地域医療を充実させ、医療が国民の生活している場に早く届くようにすることが必要です。それでも疾患をもつにいたった場合には、地域に責任のもつ専門病院の充実した医療が受けられる仕組みに転換していく道を描きました。将来的には健康の増進や医療が早く届くことによって、入院の頻度や期間も減少し、疾患の生活機能への影響は減り、医療費や福祉費の軽減にもつながるでしょう。

 この当たり前の改革の道が平坦に早く進まないことは、構想会議・構想実現会議の3年間の取り組みで経験してきました。しかし、当事者・家族が中心となって専門職の人々と共同して取り組んできた提言の実現を求める運動は、361の地方議会で意見書が採択され、1億人近い住民の支持があることを物語っています。この事実が、この当たり前の改革の実現可能性を示しています。一時の困難にあきらめずに、歴史の流れを進めていきたいと思います。

2013年6月3日




岡崎 祐士
(都立松沢病院名誉院長・こころの健康構想実現会議共同代表)

2013年8月10日土曜日

共同代表の野中猛さんについて

 御存じの方も多いかと思いますが、こころの健康政策構想会議設立当初より共同代表として会を盛り上げていた野中猛さんが、2013年7月24日に逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 野中さんは、2012年末にすい臓がんと告知され、その後、がん患者としてこころのケアの重要性を実体験をもって訴えておられました。

 その際の「療養日記」を書籍にしようという有志の会があります。
 御賛同いただける方は、ぜひご参加ください。

「みんなで野中先生の本をつくろう」プロジェクトのご案内
https://sites.google.com/site/nonakabook2013/

2013年7月18日木曜日

「こころの健康社会を目指す」 送付させていただきました

記録的な暑さが続くなか、皆様お変わりないでしょうか?



去る6月29日に開催されました、こころの健康政策構想実現会議全体会は大勢の皆様にご参加していただけましたお陰で、成功裏に閉会となりました。

ご参加くださった皆様には、改めまして感謝申し上げます。

当日は構想実現会議のこれまでの軌跡と今後の展望をまとめました冊子、
「こころの健康社会を目指す」の販売を、やどかり出版様ご協力のもと実施いたしました。
全体会にご参加を申し込んでいただいており、当日御都合につき御欠席されました方々へは
7月6日(土)に郵送させていただいております。

また、1000人委員の皆様には、当日の議事録や会の様子を撮影したビデオを編集して、
随時ご連絡させていただきます。準備に手間取っており恐縮ではございますが、もう少々
お待ちいただければ幸いです。



この冊子を新たに購入ご希望の方、追加ご希望の方は、
下記のサイトで申込も可能です。

  購入サイト: http://yadokaribook.cart.fc2.com/

是非一度お手に取ってみてください。 


また、1000人委員の入会希望も随時受け付けておりますので、
こころの健康政策構想実現会議 事務局までご連絡ください。
  







2013年7月7日日曜日

こころの健康政策構想会議全体会報告

6月29日(土)、こころの健康政策構想会議全体会が開催されました。

予想を超える69名もの方々にご参加いただき、会終了後の「開催して本当に良かった」、「今後は数を重ねて開催するべきではないか」等の感想の声から、当日の充実度が窺える内容であったのではないかと思います。
ご参加くださった皆様に厚く御礼申し上げます。


岡崎 祐士共同代表による、これまでの活動を振り返る挨拶に始まり、
 小池 進介より、6月13日(金)に可決されました精神保健福祉法が問題点と併せて解説されました。 福田 正人共同代表からは、「どこからきたか、何処へむかうのか」と題して、こころの健康社会を作ることの重要性が語られました。山崎修道からは、世田谷区の地域性を生かした取り組みの展望が報告され、宮城県東松島市よりお越しいただいた、門脇裕美子様よりアウトリーチを基とした被災地での取り組みを、メンタルヘルス対策に対する関係者の意識変化と併せてご報告いただきました。最後に氏家憲明より地方議会における意見書採択の状況について報告され、会はフロアとの意見交換に移りました。


政策構想会議へのご理解を頂戴すると同時に、上記のような多岐にわたる大変意義深い御提案も頂き、参加者全員が「こころの健康」を大事にしたいという思いを共有できる時間になったのではないかと思います。


当日の会の発表について、詳細を後日1000人委員会のメーリングリスト等で提供することを検討しております。今しばらくお待ちください。







2013年6月20日木曜日

6月29日(土)、こころの健康政策構想実現会議 全体会開催

いよいよ次週、6月29日(土)に「こころの健康政策構想実現会議全体会」の開催が迫って参りました。既に参加確認書を送付いただきました皆様方につきましては、深く御礼申し上げます。
会当日は、下記のスケジュールでこの間の取り組みの経過を共有し,今後の当会の方向性を皆様と議論する場になればと考えております。
当日会場にてお目にかかれますことを楽しみに致しております。



日時 平成25年6月29日 13時30分~15時30分
主催 こころの健康政策構想実現会議


プログラム
第1部
報告 当会のこれまでの取り組みについて                  岡崎 祐士(共同代表)
情報共有 精神保健福祉法改正案などについて        小池 進介(事務局)
これからの当会の取り組みや方向性について           福田 正人(共同代表)
全体討論
第2部
各地の取り組みの報告   
世田谷区の取り組み             山崎 修道(事務局)
被災地での取り組み             門脇 裕美子様(宮城県東松島市)
地方議会 意見書採択の動き       氏家 憲章(運営委員・事務局)
その他
フロア発言 署名の取り組みで地域が変わった! 意見書採択で地域が変わった! など各地の動きをご報告いただきます。



2013年6月14日金曜日

精神保健福祉法改正案 可決

6月13日(金)、第183回通常国会にて精神保健福祉法改正が可決されました。

・ 改正案本文


構想実現会議では、本改正に関して意見を発し、共同代表の増田一世も衆議院委員会にて参考人として意見を述べて参りました。

なお、今常会で可決された改正案には付帯決議もありますが、その内容が適正に講じられているのか、また、そのための有効な予算措置がなされているのかを、構想実現会議といたしましても継続的にモニタリングしていきます。